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ムナビロムクゲキスイ
体長約2.4mm。朽ち木のスプレーイングで落ちてきた。原色図鑑では稀とされている。この科の昆虫は皆小さく、動いていないと木くずと区別がつかない。しかし、拡大してみるとなんとも可愛らしい姿をしている。尨毛(むくげ)とは動物の長くふさふさした毛を意味する言葉だそうで、この種も長い毛におおわれている。
(参考:日本産ヒラタムシ上科図説第2巻、原色日本甲虫図鑑第3巻)
テントウムシダマシ科 Endomychidae
ムクゲテントウダマシ亜科 Stenotarsinae
キイロアシボソテントウダマシ
体長約2.2mm。おそらく立ち枯れのスプレーイングで得ている。全く正体が分からなかったが、Twitterですぐ教えていただいた。古い資料になるが、1980年の甲虫ニュースによれば、原記載以降の採集例は0であったそうだ。その後三重県や神奈川県で得られているようだが、その数はやはり少ないらしい。実は岐阜県ではすでに発見された方がいるが、大変珍しいことに変わりはあるまいと思う。このような出会いがあるから、昆虫採集はやめられない。
(参考:佐々治寛之 日本産テントウダマシ科概説 甲虫ニュース)
カタベニケブカテントウダマシ
Ectomychus basalis Gorhan, 1887
Ectomychus basalis Gorhan, 1887
ハムシ科 Chrysomelidae
クビボソハムシ亜科 Criocerinae
アカクビナガハムシ
体長約9.1mm。食草はサルトリイバラで、林道沿いの草をビーティングしているときに落ちてきた。まるでルビーのような透き通った赤色が美しい。特に前胸背板は点刻が一切なく、その美しさがさらに際立つ。脚や顔は黒いが、こちらは白っぽい毛に密に覆われているようだ。
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