オサムシ科 Carabidae
ナガゴミムシ亜科 Pterostichinae
ヒラタゴミムシ族 Platynini
体長約13.5mm。山地性。低標高だが、山地性の虫が多く採れる場所で採集した。この属は似たものが多く同定が難しいというが、オスの交尾器も含め検討した結果、この種に落ちた。間違っていたら教えてください。ツヤと名前につく割には、そこまでツヤはないようだ。
(参考:原色日本甲虫図鑑第2巻、WEB図鑑「里山のゴミムシ」、森正人 兵庫県のヒラタゴミムシ きべりはむし)
アトキリゴミムシ亜科 Lebiinae
コヨツボシアトキリゴミムシ
Dolichoctis striatus Schmidt-Goebel, 1846
体長約5.2mm。木であれば枯れていようがそうでなかろうが落ちてくる印象のあるゴミムシ。実際に数は多いようだが、南方系らしい。頭部はまるで蛇のようなザラザラ感があり、前胸背板はさらに横じわが加わる。日本以外にも東南アジアからオーストラリアまで広く分布するそうだ。
(参考:原色日本甲虫図鑑第2巻、森正人 兵庫県のアトキリゴミムシ きべりはむし)
ハネカクシ科 Staphylinidae
ニセマキムシ亜科 Dasycerinae
体長約1.7mm。どう見てもハネカクシの仲間には見えないが、ハネカクシ科である。原色図鑑では独立した科とされていたが、ハネカクシ総目録ではハネカクシ科の1亜科とされている。触角は大変特徴的で、糸のように細長く、球状のこぶが付け根と先端の数節についている。また、前胸背板や鞘翅の条は白い毛である。なかなか得難い種のようで、主に山地からの記録が多いようだ。
(参考:原色日本甲虫図鑑第2巻、日本産ハネカクシ科総目録)
デオキノコムシ亜科 Scaphidiinae
体長約4.4mm。この属の中では前胸背板に紋を持つという特徴で、一発で種まで行き着ける。その前胸背板の模様は変異があるらしい。前胸背板の模様は赤だが、鞘翅の模様は黄色というのがなんともお洒落だ。触角の先端節だけ色が明るいのも特徴的。
(参考:原色日本甲虫図鑑第2巻、小川遼 日本産デオキノコムシ亜科 昆虫と自然、日本産ハネカクシ科総目録)
オオキバハネカクシ亜科 Oxyporinae
体長約7.5mm。この亜科の中では大アゴのサイズは控えめのようだが、それでもなお強い存在感を持つ。そしてその下に隠れる下唇鬚の先端節が半月型で大きく、とても面白い。名前のイクチについてだが、個人的な意見としてはキノコのイグチ類に由来するものではと推測する。キノコにはまったく明るくないので、あくまで予想であるが。
(参考:原色日本甲虫図鑑第2巻、日本産ハネカクシ科総目録)
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