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オサムシ科 Carabidae
ナガゴミムシ亜科 Pterostichinae
鞘翅が金緑色になるヒラタゴミムシの仲間。この仲間の同定は苦手で、実際にコがない方と間違え指摘していただいた。後脚胕節の第4節が二裂するなどの特徴がある。朽木にスプレーをかけたら落ちてきた。肉眼だとほぼ黒く見えるが、光を当てることで渋い光を見せる。
(参考:原色日本甲虫図鑑第2巻、WEB図鑑「里山のゴミムシ」、森正人 兵庫県のヒラタゴミムシ きべりはむし)
ホソヒラタゴミムシ
Pristosia aeneocola (Bates, 1873)
こちらも朽木のスプレーで落ちてきたゴミムシ。図鑑では真っ黒なように見えるが、撮影してみると鞘翅がかすかに金緑色であった。どうやら地域によっては色彩も多少変わるらしい。どこを見てもかっこいいゴミムシだが、個人的には胕節の爪が櫛歯状になっているのがとてもかっこいいと思っている。
(参考:原色日本甲虫図鑑第2巻、WEB図鑑「里山のゴミムシ」、森正人 兵庫県のヒラタゴミムシ きべりはむし)
ハネカクシ科 Staphylinidae
デオキノコムシ亜科 Scaphidiinae
Scaphidiini
エグリデオキノコムシ♀
Scaphidium emarginatum Lewis, 1893
エグリデオキノコムシ♀
Scaphidium emarginatum Lewis, 1893
この個体はメスなので、和名の由来になっている前脛節の抉れはない。Scaphidium属のなかではやや大型の種のようだ。鞘翅の紋も大きい。比較的普通に見られるようだが、私は初めて見た。触角の先端5節が大きく広がっており、魅力的。また、その前の節も丸っこくなっており、そこもなんともかわいい。
(参考:原色日本甲虫図鑑第2巻、小川遼 日本産デオキノコムシ亜科 昆虫と自然)
ヒメデオキノコムシ♂
Scaphidium femorale Lewis, 1893
(参考:原色日本甲虫図鑑第2巻、小川遼 日本産デオキノコムシ亜科 昆虫と自然)
シリアカデオキノコムシ
Scaphidium rufopygum Lewis, 1893
(参考:原色日本甲虫図鑑第2巻、小川遼 日本産デオキノコムシ亜科 昆虫と自然)
Scaphisomatini
ヤマトホソケシデオキノコムシ
Toxidium aberrans Achard, 1923
前種までと族が異なる、小さなデオキノコ。体型が細長くスマートなので他種と識別がつきやすいのではないだろうか。日本に広く分布するが、他の微小デオキノコと違って、1属1種しかいないそうだ。触角が前までの種と全く異なり、先端が広がらず、刺毛を備える。
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